このレッスンの到達目標
実装をなぞらず、業務ルールから確認を設計する。
音声とインタラクティブ図解で学ぶ音声を再生すると、下のインタラクティブ図解と本文の段落ハイライトが連動して動きます。
INDEPENDENT TEST ORACLE LAB · AUDIO & INTERACTIVE
独立テストオラクル計算器(値引き順序・端数処理・境界値比較)
AIの実装式をなぞるテストではなく、合意した業務ルール(単価×数量・値引き率・切り捨て/切り上げ/四捨五入)から独立して期待値を導きます。
ルール別の期待値比較(税対象外)切り捨て:2703円 / 切り上げ:2702円 / 四捨五入:2703円
端数が出る入力(例:1,001円×3個=3,003円、10%=300.3円)を用意することで、切り捨て(2,703円)と切り上げ(2,702円)の実装ミスを確実に検出できます。
オラクル設計の原則AIが書いた実装コードをコピーしてテスト期待値を作らない
正常値だけでなく、値引き0%、対象外取引先、上限超え、保存失敗時のロールバック状態も期待結果に含めます。
進め方と判断の根拠
期待値は合意した業務ルールと計算例から導きます。AIが実装と同じ式を使ったテストだけでは、同じ誤解を見逃す可能性があります。金額、端数、適用日、対象・非対象を独立した例で照合してください。
正常系に加え、未入力、0、上限、上限超え、権限不足、保存途中の失敗を選びます。同時更新、重複送信、再実行、締め前後の扱いも、業務と変更のリスクに応じて確認します。すべての組合せを機械的に増やすことが目的ではありません。
実務への適用と確認
単体、結合、利用者の操作、非機能の確認を組み合わせます。DBや連携先の代わりを使うテストでは、実際の相手との違いと、別に必要な確認を明示します。単体の成功だけで外部連携の成功を判断しません。
テストには要件ID、入力、前提、期待結果、実測、判定、環境と版を残します。期待結果の変更は要件の根拠を確認してから行います。要件に対応しない試験と、要件があるのに未確認の箇所の両方を探します。
押さえておきたいこと
- 期待値を独立して求める
- リスクから確認を選ぶ
- 要件と結果を対応させる
読了記録と習熟度の確認は別です。